介護コラム
介護士はメイクOK?メイクの時短ワザも紹介
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介護士はメイクをしてもよいのか、どこまでが適切なのか悩む方も多いでしょう。本記事では、介護現場で求められる清潔感を大切にしながら、利用者や同僚に好印象を与えるナチュラルメイクの基本と、忙しい介護士でも実践しやすい時短メイクのコツ、避けたい注意点まで詳しく解説します。
介護士のメイクに関する疑問を解消
介護士のメイクは許されるのか
介護士の仕事では、メイク自体を禁止している職場は多くはありませんが、勤務先の就業規則やマニュアルによって細かな決まりがある場合があります。そのため、「メイクをしてよいかどうか」よりも、「どこまでならよいか」「どんなメイクならふさわしいか」が重要になります。
特別養護老人ホームやデイサービス、有料老人ホームなどの介護施設では、派手なメイクや濃い色のアイシャドウ、つけまつげ、濃い口紅などは控えるように言われることが多いです。一方で、ノーメイクに近すぎると「疲れて見える」「体調が悪そうに見える」と受け取られることもあり、ほどよいナチュラルメイクを勧める職場もあります。
メイクの可否や基準は施設ごとに違うため、入職時のオリエンテーションや就業規則を確認し、不安な場合は上司や先輩の介護士に相談しながら、自分のメイクを調整していくことが大切です。
介護現場で求められる身だしなみと清潔感
介護現場でいちばん重視されるのは、清潔感と安全性です。メイクもその一部として考えられており、「利用者さんに不快感を与えないか」「介助の妨げにならないか」が判断の基準になります。たとえば、香りが強い香水やヘアスプレーは、においに敏感な利用者の体調を悪くするおそれがあるため、控えるよう求められることが多いです。
また、汗をかきやすい仕事のため、ファンデーションがヨレて制服やシーツに付くと不衛生に見えてしまいます。ベタつきの少ないベースメイクや、マスクをしても崩れにくい工夫が必要です。前髪や長い髪はまとめ、顔にかからないようにすることも、清潔感と安全面の両方から大切なポイントです。
爪を短く切る、派手なネイルをしない、大ぶりのアクセサリーを付けないといった基本的な身だしなみと同じように、メイクも「利用者さん目線で安心してもらえるかどうか」を意識することが求められます。
メイクが利用者や周囲に与える印象
介護士のメイクは、利用者や家族、同僚にとって、その人の第一印象を左右する大きな要素です。穏やかな色合いのアイシャドウやチーク、自然な血色感のあるベースメイクは、明るく健康的な印象を与え、「この人に任せても大丈夫そうだ」と感じてもらいやすくなります。
一方で、ラメの強いアイシャドウや黒く濃いアイライン、真っ赤な口紅などの派手なメイクは、年配の利用者には驚きや恐怖心を与えることもあり、介護職としては不向きと考えられます。また、メイクが濃すぎると、「仕事よりおしゃれを優先している」と受け取られてしまうおそれもあります。
逆に、まったくメイクをしない場合でも、くまやくすみが目立つと「疲れている」「不健康そう」と見られてしまうことがあります。介護の仕事は信頼関係が大切ですので、「きちんと身だしなみを整えている」「清潔で親しみやすい」という印象を与える、控えめで自然なメイクを心がけることが、現場で信頼される介護士につながります。
介護士におすすめのナチュラルメイク術
清潔感を保つベースメイクの基本
介護士のメイクでいちばん大切なのは、厚塗りではなく「素肌がきれいに見える」ベースメイクです。毛穴やくすみを軽く整えて、明るく健康的に見える肌づくりを意識すると、利用者の方にも安心感を与えやすくなります。
下地と日焼け止めの選び方
日中は送迎や外出支援などもあるため、日焼け止め機能のある化粧下地を使うと、紫外線対策とメイクの土台づくりを一度に行えます。肌への負担を減らしたい場合は、低刺激とうたわれているものや、石けんで落とせるタイプを選ぶのも方法です。色つきの下地で肌の色を軽く整えると、ファンデーションの量も少なくできます。
ファンデーションの塗り方
介護現場では汗をかいたり、マスクを長時間つけたりすることが多いので、リキッドタイプやクッションタイプなど、伸びがよく薄くつけられるファンデーションが使いやすいです。顔全体に均一に塗るのではなく、頬や小鼻の横など、色ムラが気になる部分を中心にごく少量をなじませると、自然な仕上がりになります。
仕上げにフェイスパウダーを軽くのせると、テカリをおさえつつ、マスクへの色移りもある程度防げます。粉をつけすぎると乾燥して粉吹きの原因になるので、パフやブラシで余分な粉をしっかり落としてからのせることが大切です。
気になる部分だけコンシーラーでカバー
クマやニキビ跡、赤みなど、気になる部分だけをコンシーラーで部分的に隠すと、厚塗りにならずに清潔感のある肌に見せられます。肌の色に近いものを選び、指やスポンジで境目をていねいになじませると、自然に仕上がります。
崩れにくいアイメイクのポイント
目元は、表情や人柄の印象を左右する大切な部分です。介護士のアイメイクは、「きつく見えない」「派手になりすぎない」ことを意識しながら、汗や涙でにじみにくい工夫をすると安心です。
眉メイクでやさしい印象づくり
眉は顔全体の印象を決めると言われるほど重要です。介護の仕事では、細くつり上がった眉よりも、やや太めで自然なカーブの眉の方が、やさしく穏やかな印象を与えやすくなります。ペンシルとパウダーを組み合わせて、足りない部分だけを埋めるように描くと、不自然になりません。
色は髪色より少し明るめのブラウン系を選ぶと、やわらかく見えます。描いたあとにブラシでとかし、輪郭をぼかすひと手間を加えると、いかにも「描きました」という感じが目立ちにくくなります。
アイシャドウとアイラインのコツ
アイシャドウは、ベージュやブラウンなど肌なじみのよい色をうすくのせる程度で十分です。ラメやパールが強いものは、利用者の方によってはまぶしく感じることもあるため、控えめな質感のものを選ぶと安心です。
アイラインは、まつ毛のすき間を埋めるように細く入れると、目元がはっきりしつつも自然に仕上がります。色は黒よりもダークブラウンの方が、きつく見えにくく、介護士のメイクには取り入れやすいです。にじみが気になる場合は、ペンシルやリキッドで描いた上から同系色のパウダーを重ねるともちがよくなります。
マスカラの選び方
マスカラは、長さやボリュームを出しすぎると派手な印象になりやすいので、セパレートタイプやロングタイプなど、自然に仕上がるものを選びます。汗や涙でにじみにくいタイプの中にも、お湯で落とせる商品が増えているため、クレンジングに時間をかけたくない介護士には使いやすいです。
下まつ毛にはつけない、またはごく薄くつける程度にすると、パンダ目になりにくく、勤務中も清潔感を保ちやすくなります。
自然な血色感を出すリップとチーク
血色感は、顔色をよく見せ、元気で健康的な印象を与える大切なポイントです。介護士のメイクでは、華やかさよりも「自然な明るさ」を意識して、リップとチークを選ぶとよいでしょう。
マスクをしていても快適なリップ
介護現場ではマスク着用の時間が長くなるため、ベタベタしないリップアイテムが向いています。まずは無色のリップクリームや保湿用のリップで唇を整え、そのうえから色つきリップや口紅を薄く重ねると、乾燥を防ぎつつ自然な血色を出せます。
色は、コーラル系やベージュピンクなど、肌なじみのよい落ち着いた色がおすすめです。グロスなどツヤが強くマスクにつきやすいものは避け、ティントタイプやマット寄りの質感で、色移りしにくいものを選ぶと扱いやすくなります。
チークで顔色をさりげなくアップ
チークは、入れすぎると派手に見えますが、少量でも血色感を出す効果があります。クリームタイプやリキッドタイプのチークを指で少量とり、頬の高い位置から外側に向かってぽんぽんとぼかすと、自然な発色になります。パウダーチークを使う場合も、ブラシにつけたあとに一度手の甲で量を調整してからのせると失敗しにくいです。
色は、薄いピンクやコーラル、アプリコットなど、健康的に見える色が無難です。肌の色とあまりに差がある色や、濃い色をはっきり入れる入れ方は、介護の職場では控えた方が安心です。
介護士のメイクで避けるべきこと
介護士のメイクは、自分の好みだけでなく、利用者の方やご家族、同僚から見た印象も考える必要があります。職場の就業規則や暗黙のルールも確認しながら、「清潔感」と「安全性」を損なうメイクは避けるようにしましょう。
香りやラメが強すぎるメイク
香水だけでなく、香りの強いヘアスプレーやフレグランス入りのボディクリーム、甘い香りが強いリップなどは、においに敏感な利用者の方にとって負担になる場合があります。無香料、または香りが弱いアイテムを選ぶと安心です。
ラメや大粒のパールが入ったアイシャドウやハイライトも、光が反射して派手に見えたり、違和感を抱かれたりすることがあります。控えめなツヤ程度におさえ、落ち着いた質感を選ぶ意識が大切です。
濃すぎる色味・主張の強いメイク
真っ赤な口紅、濃いアイライン、つけまつ毛などは、介護の現場では華美と受け取られることが多いです。利用者の方の中には、濃いメイクに驚いてしまう方や、怖い印象を持ってしまう方もいるため、ナチュラルな色味を選んだ方が無難です。
眉を細くしすぎたり、眉尻を極端に長く下げたりするなど、流行を強く意識したメイクも、職場によっては好まれない場合があります。顔立ちになじむ自然な形を意識しましょう。
衛生面で不安があるメイク
厚塗りのベースメイクや、皮脂でテカテカになったままの状態は、不衛生な印象につながります。勤務の合間に、あぶらとり紙やティッシュで軽く皮脂をおさえ、必要に応じてパウダーを薄く重ねるなど、小まめなケアを心がけるとよいです。
まつ毛エクステや長いつけ爪など、目や顔まわりを触ったときに利用者の方に当たる可能性があるものも、衛生面や安全面で心配されることがあります。メイクも含め、「触れても危険がない」「常にきれいに保てる」ことを基準に考えることが、介護士としての身だしなみにつながります。
忙しい介護士のための時短メイクテクニック
5分で完成 介護士の朝メイクルーティン
早番や夜勤明けなどで時間がない朝でも、ポイントをおさえれば5分ほどで清潔感のあるナチュラルメイクはできます。肌への負担を減らしつつ、最低限「きちんと感」が出る流れを意識しましょう。
1分目:スキンケアと下地を一体化する
洗顔後は、化粧水のあとにオールインワンジェルや乳液タイプで保湿し、日焼け止め効果のある下地やBBクリームを使うと工程を減らせます。保湿と日焼け止めを同時に済ませることで、乾燥と紫外線によるダメージを防ぎやすくなります。
2〜3分目:ベースメイクをワンステップで仕上げる
ファンデーションの代わりに、BBクリームやCCクリームを顔全体に薄くのばします。指の腹でたたき込むようになじませると、ムラになりにくく時短にもなります。テカリが出やすいTゾーンと小鼻だけフェイスパウダーを重ねると、マスクや汗で崩れにくくなります。
4分目:眉と目もとは「最低限きちんと」描く
眉は顔の印象を大きく変えるので、アイブロウパウダーやペンシルで整えます。パウダータイプなら、眉と軽いノーズシャドウを一緒に仕上げられるため時短です。アイシャドウはベージュやブラウンの一色を指でまぶたにのせる程度にし、マスカラはお湯で落とせるタイプを薄く塗ると、勤務後のメイク落としも楽になります。
5分目:血色とツヤをチークとリップでプラス
自然な血色感を出すために、ピンクやコーラル系のクリームチークを少量、頬の高い位置になじませます。リップは、色付きリップクリームやティントタイプを選ぶと、保湿と発色を同時にかなえられます。濃い口紅ではなく、自分の唇の色になじむ自然な色を選ぶと、介護現場でも浮きにくいです。
持ち運びコスメで簡単お直し
介護現場では、汗やマスクのこすれでメイクが崩れやすくなります。とはいえ、長いシフトの合間にゆっくり化粧直しをする時間は取りにくいので、最小限のコスメでパパッと整えられる工夫が大切です。
ポーチに入れておきたい基本アイテム
持ち運び用には、大きなポーチではなく小さめのものに絞って入れると、ロッカーやナースステーションでも扱いやすくなります。あぶらとり紙またはティッシュ、プレストタイプのフェイスパウダー、色付きリップ、ミニサイズの保湿ミスト、綿棒があると、汗や皮脂による崩れと乾燥のどちらにも対応しやすくなります。
休憩中にできる2分お直しのコツ
休憩のときは、まずあぶらとり紙で皮脂を軽く押さえ、そのあとにフェイスパウダーをTゾーンとマスクの当たる部分に薄く重ねます。よれたベースメイクは、綿棒や清潔な指でなじませてから整えると厚塗りになりにくいです。目の下のクマやくすみが気になる場合だけ、少量のコンシーラーを足すと疲れた印象が和らぎます。
マスク着用時のお直しポイント
マスクをつける時間が長い場合は、頬から鼻にかけてベースメイクを重ねすぎないことが大切です。こすれやすい部分は薄く、崩れが目立ちにくいように仕上げます。お直しは主におでこや目のまわりを中心にし、リップは保湿重視の色付きリップ程度にしておくと、マスクへの色移りも少なくなります。
時短と肌ケアを両立するアイテム選び
夜勤や不規則なシフトで生活リズムが乱れやすい介護士は、肌荒れや乾燥に悩みやすい傾向があります。メイクの工程を減らしながら、肌への負担もできるだけ軽くするアイテムを選ぶことが、長く働き続けるうえでも大切です。
一本で何役もこなす多機能コスメを活用する
化粧水のあとに使えるオールインワンジェル、日焼け止めと下地、ファンデーションの役割をあわせ持つBBクリームやCCクリーム、チークとリップを兼ねたクリームタイプなど、多機能なアイテムを選ぶと、朝のメイク時間を大きく短縮できます。アイブロウパレットも、眉と目もとの陰影づけを一緒に仕上げられるものを選ぶと便利です。
肌にやさしい処方を選ぶポイント
毎日長時間メイクをする場合は、クレンジングが必要なアイテムを増やしすぎないことも大切です。「石けんで落とせる」表示のあるベースメイクや、無香料・アルコール控えめのものを選ぶと、敏感肌や乾燥肌の人でも使いやすい場合があります。新しいコスメを使うときは、いきなり顔全体ではなく、腕などで試してから使うと安心です。
落とすまでを含めた時短メイクを意識する
時短メイクは「塗る時間」だけでなく「落とす時間」も含めて考えると負担を減らしやすくなります。勤務後は、クレンジングと洗顔を一度で済ませられるタイプや、ぬるま湯で落としやすいマスカラなどを使うと、メイクオフが短時間で終わりやすくなります。そのうえで、入浴後は化粧水と乳液、またはオールインワンジェルでしっかり保湿すると、肌のゆらぎを防ぎやすくなります。
まとめ
介護士のメイクは、派手さよりも清潔感と安心感が重視されます。ナチュラルな色味で血色を整え、香りやラメを控えることが好印象につながります。時短コスメや多機能アイテムを活用すれば、忙しい勤務前後でも無理なく身だしなみを整えられます。自分に合った方法で、仕事に支障のないメイクを心がけましょう。
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