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医療介護求人メディケアキャリア 介護コラム 病院に勤務する介護士の仕事内容とは?

公開日:2026年01月23日 |  更新日:2026年01月23日

病院に勤務する介護士の仕事内容とは?

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病院に勤務する介護士の仕事内容とは?

病院で働く介護士は、患者さんの日常生活を支えるだけでなく、医療チームの一員として回復過程を支援する重要な役割を担います。この記事では、病院勤務の介護士の具体的な仕事内容、日勤・夜勤の流れ、多職種との連携、他施設との違い、必要な資格やスキル、キャリアパスまでを詳しく解説。医療現場ならではの専門性とやりがいを理解し、自分に合った働き方を見つけるためのヒントを紹介します。

目次[非表示]

病院で働く介護士の役割と重要性

病院に勤務する介護士は、患者さんの日常生活を支えるだけでなく、医療チームの一員としてその回復過程を多角的にサポートする重要な役割を担っています。医療現場において、患者さんが安心して療養生活を送れるよう、きめ細やかなケアを提供し、医療の質を高める上で欠かせない存在です。

患者さんの生活を支える専門職

病院の介護士は、病気や怪我によって身体機能が低下した患者さんに対し、食事、入浴、排泄といった日常生活の介助を専門的に行います。患者さんの状態や尊厳に配慮し、安全かつ快適に過ごせるよう支援することが求められます。また、患者さんの心身の状態を常に観察し、小さな変化にもいち早く気づくことで、医療チームへの報告や早期の医療的介入、ケアプランの見直しにつなげる役割も果たします。

医療チームの一員としての貢献

病院の介護士は、医師や看護師、理学療法士、作業療法士といった多職種の医療従事者と密接に連携し、チーム医療の一員として貢献します。患者さんの日々の様子や体調の変化、困りごとなどを正確に医療チームに伝え、情報共有することで、治療方針の決定やケアプランの立案に役立てられます。患者さんの最も身近な存在として、医療と生活をつなぐ架け橋となり、円滑なチーム医療の実現に不可欠な存在です。

患者さんとご家族の精神的支え

病気や入院生活は、患者さんだけでなくご家族にとっても大きな不安やストレスを伴うものです。病院の介護士は、身体的なケアだけでなく、患者さんやご家族の不安に寄り添い、傾聴することで精神的なサポートも行います。温かい声かけや安心感を与える存在として、患者さんが前向きに治療に取り組めるよう支え、ご家族が安心して任せられるような信頼関係を築くことも重要な役割の一つです。

病院勤務の介護士の具体的な仕事内容

病院に勤務する介護士は、患者さんの日常生活を支える介助業務を中心に、多岐にわたる業務を担います。医療現場の一員として、看護師や医師をはじめとする様々な医療従事者と密接に連携し、チーム医療の一翼を担う重要な存在です。

患者の日常生活を支える介助業務

病院の介護士は、患者さんが安心して療養生活を送れるよう、日常生活全般にわたる介助を行います。患者さんの状態や疾患に合わせた個別ケアが求められます。

食事介助

患者さんの嚥下能力や食事形態に合わせて、安全に食事ができるよう介助します。食事の準備、配膳、見守り、声かけ、食後の口腔ケアなども含まれます。

入浴・清拭介助

身体の清潔を保つことは、感染予防や精神的な安らぎに繋がります。患者さんの身体状況に応じて、全身浴、シャワー浴、部分浴、清拭などを安全に行います。

排泄介助

トイレへの誘導、おむつ交換、ポータブルトイレの使用介助などを行います。患者さんの羞恥心に配慮し、清潔で快適な排泄環境を整えるとともに、排泄状況の観察と記録も重要です。

移乗・移動介助

ベッドから車椅子への移乗、歩行介助、体位変換など、患者さんの身体能力に応じた介助を行います。転倒予防に細心の注意を払い、安全な移動をサポートします。

環境整備

患者さんが快適に過ごせるよう、ベッド周りの整理整頓、シーツ交換、病室の清掃などを行います。清潔で安心できる療養環境の維持に努めます。

医療従事者との連携とチーム医療

病院勤務の介護士は、多職種連携の中心となる存在です。患者さんの状態を最も身近で把握しているため、その情報を他の医療従事者と共有し、より質の高いケアに繋げます。

看護師との連携

患者さんのバイタルサインや状態変化、ケアに関する情報を密に報告・共有します。看護師の指示のもと、協働でケアを行う場面も多くあります。

医師との連携

患者さんの日常生活における変化や、介護士の視点から気づいた点を医師に伝え、診断や治療方針の決定に役立つ情報を提供します。

リハビリテーション専門職との連携

理学療法士、作業療法士、言語聴覚士などと連携し、リハビリテーションの効果を日常生活の中で維持・向上できるようサポートします。

医療ソーシャルワーカーとの連携

患者さんの退院後の生活や社会復帰に向けて、必要な情報を提供したり、多職種カンファレンスに参加したりすることもあります。

多職種カンファレンスへの参加

患者さんのケアプラン作成や情報共有のため、定期的に開催される多職種カンファレンスに参加し、介護士としての専門的な視点から意見を述べます。

記録業務と情報共有

病院では、患者さんの状態やケア内容を正確に記録し、多職種間で情報共有することが極めて重要です。これにより、一貫性のある質の高いケアが提供されます。

介護記録の作成

食事量、排泄状況、入浴・清拭内容、体位変換の実施、患者さんの発言や表情の変化など、日々のケア内容や特記事項を詳細かつ正確に記録します。

申し送り

勤務交代時に、患者さんの状態変化、注意点、特別なケアの必要性などを次の勤務者に口頭で正確に伝達します。情報共有は患者さんの安全確保に直結します。

情報共有の重要性

患者さんの小さな変化も見逃さず、迅速に他の医療従事者と共有することで、早期の対応や適切な治療に繋げることができます。

病院ならではの業務内容

病院勤務の介護士は、医療機関という特性上、他の介護施設ではあまり経験しないような、病院ならではの業務にも関わることがあります。

検査・手術前後の介助

患者さんの検査や手術に向けて、移動介助、着替えの介助、精神的なサポートを行います。術後は安静保持の支援や、身体状況の観察も重要です。

服薬介助の補助

直接的な与薬は看護師の業務ですが、看護師の指示・管理のもと、患者さんが薬を飲みやすいよう介助したり、服薬の確認を補助したりすることがあります。

緊急時の対応補助

患者さんの急変時には、看護師や医師の指示に従い、迅速に物品の準備や応援要請、患者さんの体位保持などの補助を行います。

医療機器装着患者への配慮

点滴、モニター、酸素吸入器など、医療機器を装着している患者さんへの移動介助や体位変換時には、機器の破損やチューブの絡まりに細心の注意を払います。

終末期ケアの補助

終末期の患者さんに対して、身体的な苦痛を和らげるための介助や、患者さんやご家族への精神的な支援を行います。看取りの場の環境整備も大切な役割です。

病院勤務の介護士の一日の流れ

日勤の介護士の一日

病院に勤務する日勤の介護士は、主に午前8時半から午後5時半頃までの時間帯で勤務します。患者さんの日中の生活を支える重要な役割を担います。

午前中の業務

出勤後、まずは夜勤の介護士からの申し送りを受け、夜間の患者さんの様子や特記事項などの情報共有を行います。その後、患者さんの起床介助、更衣介助、排泄介助、洗面介助などを行います。午前中には、朝食の配膳や食事介助、食後の口腔ケアも担当します。必要に応じて、入浴介助や清拭、体位変換なども行い、患者さんが快適に過ごせるよう支援します。

午後の業務

お昼休憩を挟み、午後の業務に入ります。昼食の配膳や食事介助、食後の口腔ケアを終えた後、排泄介助やオムツ交換、体位変換などを定期的に行います。また、リハビリテーション室への移動介助や、レクリエーションの補助を行うこともあります。日中の患者さんの状態を観察し、変化があれば看護師と連携を取りながら対応します。業務の合間には、介護記録の記入や、翌日の準備なども行います。勤務終了時には、次の勤務者への申し送りを行い、業務を引き継ぎます。

夜勤の介護士の一日

夜勤の介護士は、主に午後4時半から翌日の午前9時半頃までの時間帯で勤務し、夜間の患者さんの安全と安眠を守る役割を担います。日勤帯とは異なる緊張感と責任感が伴います。

夕方から深夜の業務

出勤後、日勤の介護士から申し送りを受け、日中の患者さんの状態や注意点などの情報共有を行います。その後、夕食の配膳や食事介助、食後の口腔ケアを行います。患者さんの就寝時間に合わせて、更衣介助、排泄介助、寝衣交換などを行い、安全にベッドへ誘導します。消灯後は、定期的な巡視を行い、患者さんの呼吸状態や体位、寝具の乱れなどを確認します。体位変換が必要な患者さんには、定期的に介助を行います。ナースコール対応や緊急時の初期対応も夜勤の重要な業務です。

早朝から朝までの業務

深夜帯の休憩を挟み、早朝の業務に入ります。引き続き定期的な巡視を行いながら、起床時間に合わせて患者さんの起床介助、更衣介助、排泄介助などを開始します。朝食の配膳や食事介助、食後の口腔ケアも担当します。夜間の患者さんの様子を記録し、日勤の介護士がスムーズに業務に入れるよう、勤務終了時には申し送りを行います。夜間を通して、患者さんの安全を確保し、安眠を支援することが夜勤の介護士の最も大切な仕事です。

病院勤務の介護士と他の施設勤務の介護士の違い

介護士が働く場所は病院だけではありません。特別養護老人ホーム、有料老人ホーム、デイサービスなど、さまざまな介護施設があります。それぞれの施設で求められる役割や仕事内容には違いがあります。

医療行為との関わり方

病院勤務の介護士は、医師や看護師と密接に連携し、医療行為に近い補助業務に携わることが特徴です。具体的には、患者さんの体位変換や移乗介助、清潔ケアのほか、採血や点滴の準備、巡回時の患者さんの状態観察、簡単な処置の介助など、医療的な視点での介助が求められます。医療機器に触れる機会も多く、医療チームの一員としての役割が大きいです。

一方、特別養護老人ホームや有料老人ホームなどの介護施設では、基本的に医療行為は行いません。介護士の主な業務は、利用者の日常生活の支援が中心です。医療的なケアが必要な場合は、提携している医療機関や訪問看護師が対応することが多く、介護士が直接医療行為に携わることはほとんどありません。

患者層とケアの特性

病院で働く介護士が関わる患者さんは、病気や怪我の治療・回復を目的として入院している方が中心です。急性期の疾患を持つ方、手術後のリハビリが必要な方、病状が不安定な方など、医療的なケアが必要な状況にあります。入退院が頻繁で、患者さんの状態が日々変化するため、その変化に対応した短期集中的なケアが求められます。看取りケアに関わることも少なくありません。

これに対し、特別養護老人ホームや有料老人ホームなどの施設では、慢性疾患を持つ方や、日常生活動作(ADL)が低下した高齢者、認知症の方など、生活の場として長期的に過ごされる方が多いです。そのため、介護士のケアは、生活の質の向上、自立支援、レクリエーション活動の提供など、生活に密着した長期的な視点での支援が中心となります。利用者さんとの長期的な関係を築きながら、その方の人生を支える役割を担います。

求められるスキルと知識

病院勤務の介護士には、患者さんの急変に対応できる観察力や、医療従事者との円滑な連携を図るためのコミュニケーション能力が特に重要です。疾患の基礎知識や医療用語の理解、感染症対策に関する知識も必須となります。また、正確で迅速な記録業務も求められます。

介護施設勤務の介護士には、利用者さん一人ひとりの個性や生活歴を尊重した個別ケアの提供が求められます。そのため、傾聴や共感といったコミュニケーション能力に加え、レクリエーションの企画・実施能力、認知症ケアやターミナルケアに関する知識が重要になります。利用者さんの生活を豊かにするための工夫や、長期的な視点での支援計画を立てる能力も求められます。

病院で働く介護士のメリットとデメリット

病院勤務の介護士のメリット

病院で働く介護士には、他の施設では得られない多くのメリットがあります。

専門的な知識とスキルの習得

病院は医療の最前線であり、さまざまな疾患を持つ患者さんが入院されています。そのため、介護業務を通じて病気や治療に関する知識を深めたり、医療的な視点でのケアスキルを身につけたりする機会が豊富にあります。看護師や医師といった医療従事者から直接学ぶことも多く、専門性の高い知識と技術を習得できるでしょう。

多職種連携によるチーム医療への貢献

病院では、医師、看護師、理学療法士、作業療法士、管理栄養士など、多岐にわたる専門職が連携して患者さんのケアにあたります。介護士もその一員として、患者さんの日常生活を支える視点からチーム医療に貢献するやりがいを感じられます。情報共有や意見交換を通じて、広い視野で患者さんをサポートする経験を積むことができます。

キャリアパスの多様性

病院での経験は、介護士としてのキャリアを考える上で大きな強みとなります。医療現場での経験を活かして、認定介護福祉士を目指したり、特定行為研修を受講してより専門的なケアに携わったりするなど、スキルアップやキャリアアップの選択肢が広がる可能性があります。

充実した福利厚生

比較的規模の大きな病院では、福利厚生が充実していることが多いです。社会保険の完備はもちろん、住宅手当や扶養手当、退職金制度などが整備されている場合もあり、安定した環境で長く働きやすいというメリットがあります。

病院勤務の介護士のデメリット

一方で、病院勤務ならではのデメリットも存在します。

精神的・肉体的な負担

病院には、重症度の高い患者さんや急変のリスクがある患者さんも多く入院されています。そのため、身体介護の負担が大きかったり、患者さんの状態変化に常に気を配る必要があったりすることから、精神的・肉体的な負担を感じやすいことがあります。看取りのケアに携わる機会も多く、精神的なタフさも求められます。

緊急対応の多さ

患者さんの容態が急変するなど、緊急対応が求められる場面が少なくありません。迅速かつ的確な判断と行動が求められるため、常に緊張感を持って業務にあたる必要があります。予期せぬ事態への対応にプレッシャーを感じることもあるでしょう。

夜勤や不規則な勤務形態

病院は24時間体制で患者さんを受け入れているため、介護士も夜勤や早番、遅番といった変則的なシフト勤務が一般的です。生活リズムが不規則になりやすく、体調管理に気を配る必要があります。プライベートの予定を立てにくいと感じることもあるかもしれません。

医療行為との線引きの難しさ

医療現場で働く介護士は、医療行為に準ずる介助を行う機会も多いですが、医療行為そのものは行えません。どこまでが介護士の業務範囲で、どこからが医療行為なのか、常に明確な線引きを意識し、看護師との連携が不可欠です。この線引きに難しさを感じることもあります。

病院勤務の介護士に向いている人

責任感が強く、冷静な判断ができる人

病院では患者さんの命に関わる場面に遭遇することがあります。そのため、自分の業務に強い責任感を持ち、緊急時にも慌てず冷静に状況を判断し、適切な対応や報告ができる人が求められます。患者さんの些細な変化にも気づき、速やかに医療従事者に連携する能力は非常に重要です。

学習意欲が高く、知識を深めたい人

病院には様々な疾患や状態の患者さんが入院しており、医療の進歩も日進月歩です。そのため、常に新しい医療知識や介護技術を学び、自身のスキルアップに意欲的な人が向いています。病気や治療について理解を深めることで、より質の高いケアを提供できるようになります。

チームワークを大切にできる人

病院では、医師、看護師、理学療法士、作業療法士など、多職種のスタッフが連携して患者さんのケアにあたります。介護士もその一員として、自分の役割を理解し、他の職種と円滑なコミュニケーションを取りながら協力して働ける協調性がある人が活躍できます。

患者さんの変化に気づき、寄り添える人

病院の患者さんは、身体的な不調だけでなく、精神的な不安を抱えていることも少なくありません。患者さんの表情や言動、身体状況のわずかな変化にも気づき、その気持ちに寄り添いながら、個別のニーズに応じた細やかなケアを提供できる観察力と共感力が求められます。

体力があり、精神的にタフな人

病院での介護業務は、身体介助が多く、夜勤や不規則な勤務もあります。そのため、体力的に自信があり、フットワークが軽い人が向いています。また、命に関わる現場であるため、精神的な負担も大きいことがあります。困難な状況にも前向きに取り組める精神的な強さも重要です。

柔軟に対応できる人

病院では、患者さんの急変や緊急入院など、予測できない事態が頻繁に発生します。そのため、常に状況が変化することを受け入れ、臨機応変に優先順位を判断し、柔軟に対応できる能力が求められます。マニュアル通りだけでなく、状況に応じた対応ができる人が活躍できます。

病院勤務の介護士に必要な資格とスキル

必須となる資格

病院で働く介護士にとって、特定の資格は専門性を証明し、より質の高いケアを提供する上で重要です。未経験からでも挑戦できますが、以下の資格があると就職に有利に働き、業務の幅も広がります。

介護の基礎を学ぶ「介護職員初任者研修」は、介護の仕事に就くための最初のステップとして広く認知されています。身体介護や生活援助の基本的な知識と技術を習得でき、多くの病院で未経験者の応募条件となっています。

「介護福祉士実務者研修」は、初任者研修よりも専門性の高い知識と技術を習得できる資格です。特に、喀痰吸引や経管栄養といった「医療的ケア」の基礎を学ぶことができるため、医療現場である病院での勤務において非常に役立ちます。介護福祉士国家試験の受験資格の一つでもあります。

「介護福祉士」は、介護分野で唯一の国家資格です。専門的な知識と技術に加え、倫理観や指導力も求められます。病院では重症度の高い患者さんや、様々な疾患を持つ患者さんを看る機会が多いため、介護福祉士の資格を持つ介護士は、より専門的な視点から患者さんのケアに貢献できます。資格手当が支給される病院も多く、キャリアアップを目指す上で重要な資格です。

あると役立つスキル

資格だけでなく、病院勤務の介護士には、以下のような実践的なスキルも求められます。これらのスキルは、日々の業務を円滑に進め、患者さんや医療チームとの良好な関係を築く上で不可欠です。

患者さんの状態は日々変化するため、「観察力と判断力」は非常に重要です。顔色や呼吸、食欲など、わずかな変化にも気づき、異常があれば速やかに看護師や医師に報告する能力が求められます。緊急時には冷静に状況を判断し、適切な行動をとることも大切です。

病院では、患者さんだけでなく、医師や看護師、理学療法士、管理栄養士など、多職種との連携が欠かせません。「コミュニケーション能力」が高ければ、情報共有がスムーズになり、チーム全体で患者さんを支えることができます。患者さんやそのご家族との信頼関係を築く上でも、丁寧でわかりやすいコミュニケーションが求められます。

身体介助が多く、夜勤もあるため、「体力と精神力」も不可欠です。患者さんの安全を守るため、常に集中力を保ち、責任感を持って業務に取り組む必要があります。また、命に関わる場面に立ち会うこともあり、精神的なタフさも求められます。

病院では様々な疾患を持つ患者さんが入院しています。それぞれの疾患の特性や、薬の効果、医療機器の基本的な知識など、「医療に関する基礎知識」があると、看護師や医師の指示をより深く理解し、適切な介助や観察を行うことができます。継続的に学習する意欲も重要です。

病院勤務の介護士のキャリアパス

病院で働く介護士のキャリアパスは多岐にわたり、経験を積むことで専門性を高めたり、管理職を目指したり、あるいは他の分野へ活躍の場を広げたりすることが可能です。自身の興味や目標に合わせて、さまざまな道を選ぶことができます。

現場での経験と専門性の深化

まずは、介護現場で経験を積むことがキャリアの土台となります。患者さんの介助や医療従事者との連携を通じて、実践的なスキルや知識を習得します。この経験が、その後のキャリア選択の幅を広げます。

特定の分野での専門性を高める

病院には、急性期病棟、回復期リハビリテーション病棟、緩和ケア病棟など、様々な専門分野があります。特定の病棟での経験を重ねることで、認知症ケア、ターミナルケア、リハビリテーション補助など、特定の分野における専門性を深めることができます。研修やセミナーに参加し、専門知識をさらに磨くことも有効です。

上位資格取得によるキャリアアップ

介護福祉士の資格取得後も、さらに上位の資格や関連資格を取得することで、キャリアアップの道が開けます。

ケアマネジャーや認定介護福祉士への道

介護支援専門員(ケアマネジャー)の資格を取得すれば、患者さんやご家族のケアプラン作成に携わるなど、より専門的な役割を担うことができます。また、特定の専門分野において高い知識と技術を持つことを証明する認定介護福祉士の資格を取得することで、専門職としての価値を高めることが可能です。

管理職・リーダー職への昇進

現場での経験と実績を認められれば、チームリーダー、主任、介護長といった管理職への昇進も期待できます。管理職は、介護チームのまとめ役として、シフト管理、新人教育、業務改善など、より広い視野で組織運営に貢献する役割を担います。

チームをまとめる役割へ

管理職になると、個々の患者さんのケアだけでなく、チーム全体のサービス向上や働きやすい環境づくりにも関わることになります。リーダーシップやマネジメントスキルが求められるため、新たなスキルを習得する機会にも恵まれます。

教育・指導者としての活躍

豊富な経験と知識を持つ介護士は、新人介護士の指導や育成に携わる教育担当者としての道もあります。自身の経験を次世代に伝え、介護の質の向上に貢献することは、大きなやりがいにつながります。

他施設・他職種への転身

病院での経験を活かし、特別養護老人ホームや介護老人保健施設、訪問介護ステーションなど、他の介護施設へ転職する選択肢もあります。また、医療ソーシャルワーカーや退院調整看護師など、病院内で連携する他職種へのキャリアチェンジを目指す人もいます。病院で培った医療知識や多職種連携の経験は、どのような職場でも高く評価されるでしょう。

病院勤務の介護士の求人選びのポイント

病院の種類と規模で選ぶ

病院は、その種類や規模によって、介護士に求められる役割や仕事内容が異なります。ご自身の希望する働き方や学びたい分野に合わせて、適切な病院を選ぶことが大切です。

総合病院・大学病院

大規模な総合病院や大学病院では、様々な診療科があり、幅広い疾患を持つ患者様と関わる機会が多くなります。最新の医療に触れることができ、多職種連携も密なため、専門的な知識やスキルを習得しやすい環境と言えるでしょう。

専門病院・地域密着型病院

特定の疾患に特化した専門病院や、地域住民の健康を支える地域密着型病院もあります。専門病院では特定の分野の知識を深められ、地域密着型病院では患者様やご家族とより深く関わるケアが求められることが多いです。

急性期・慢性期病院

急性期病院では、病状が急変しやすい患者様が多く、迅速な対応と医療処置の介助が求められます。一方、慢性期病院では、長期的な視点での生活支援やリハビリテーションが中心となり、患者様一人ひとりに寄り添ったケアが特徴です。

勤務条件と働き方を確認する

病院での勤務はシフト制が一般的です。ご自身のライフスタイルに合った働き方ができるか、求人票でしっかりと確認しましょう。

勤務シフト(日勤・夜勤・変則勤務)

日勤のみの求人や、夜勤が必須の求人、あるいは日勤と夜勤を組み合わせた変則勤務など、病院によって勤務シフトは様々です。ご自身の体力や生活リズムに合わせて、無理なく働けるシフト体制の病院を選びましょう。

残業時間の実態

求人票に記載されている残業時間だけでなく、実際の残業時間について面接時などに確認することも重要です。サービス残業の有無や、残業代が適切に支給されるかどうかも確認しておくと安心です。

給与・待遇(基本給、手当、賞与、福利厚生)

基本給だけでなく、夜勤手当、住宅手当、通勤手当などの各種手当、賞与の実績、退職金制度、福利厚生(社員食堂、保養所など)も総合的に見て、ご自身の希望する待遇が得られるかを確認しましょう。

教育体制とキャリア支援を重視する

病院での介護士の仕事は、常に学び続ける姿勢が大切です。入職後の教育体制や、将来のキャリアパスを支援する制度が整っているかを確認しましょう。

研修制度の充実度

入職時研修や、定期的なスキルアップ研修、医療知識を学ぶ機会など、研修制度が充実している病院は、未経験者やブランクのある方でも安心して働き始めることができます。

資格取得支援の有無

介護福祉士などの上位資格や、医療系の専門資格の取得を支援する制度(受講料補助、シフト調整など)がある病院は、長期的なキャリア形成を考える上で大きなメリットとなります。

職場の雰囲気と人間関係を把握する

長く働き続けるためには、職場の雰囲気や人間関係も非常に重要です。事前に情報を収集し、ご自身に合った職場環境を見つけることが大切です。

事前見学や情報収集の重要性

可能であれば、面接前に病院見学をさせてもらい、実際に働いている介護士や看護師の様子、職場の雰囲気を肌で感じてみましょう。職場の口コミサイトや転職エージェントからの情報も参考になります。

応募要件と求められるスキルを確認する

求人票には、応募するために必要な資格や、歓迎される経験、人物像が記載されています。ご自身の経験やスキルと照らし合わせて、応募条件を満たしているか確認しましょう。

必須資格と歓迎される経験

介護職員初任者研修(旧ホームヘルパー2級)以上の資格が必須となることが多いですが、病院によっては介護福祉士を必須とする場合もあります。病院での勤務経験や医療現場での経験が歓迎されることもあります。

コミュニケーション能力などソフトスキル

患者様やご家族、そして多職種の医療従事者と円滑に連携するためには、高いコミュニケーション能力が求められます。協調性や責任感など、人物面で重視されるスキルも確認しておきましょう。

まとめ

病院で働く介護士は、入院患者の日常生活の支援に加え、看護師や医師と連携して治療や回復をサポートする役割を担います。医療的な知識や観察力が求められ、他職種とのチームワークも重要です。介護施設よりも医療色が強く、経験を積むことでスキルアップやキャリアの幅も広がります。医療現場で成長したい介護士にとって、病院勤務は大きな学びとやりがいのある環境といえるでしょう。

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