介護コラム
介護福祉士とは?介護福祉士と介護職員の違いを比較
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この記事は2016年11月21日に公開した記事を、一部修正し2018年8月20日に再度公開した記事です
日本は今や4人に1人が65歳以上という超高齢化社会に入り、介護職に従事する人口は増加傾向にあるとはいえ、まだまだ人材不足が嘆かれている昨今です。
かつてホームヘルパーと呼ばれた資格は介護職初任者と呼ばれ、認定資格に制定されています。
一方の介護福祉士は既に前々から国家資格として認定されています。
では介護福祉士と介護職初任者にはどんな違いがあり、技術や業務にはどんな違いがあるのでしょうか?
詳しく見ていきましょう。
介護福祉士とは?
介護福祉士は厚生労働省が定める国家資格で、その受験資格は介護の仕事に3年(540日)以上従事した者、あるいは介護福祉士養成学校を卒業した者、または高校を卒業後に介護福祉士養成施設で専門的な知識を学んだ者に与えられ、試験に合格した者のみ資格を取得できます。
さらに法律が改正され、介護福祉士は実務者研修(ホームヘルパー1級相当)を受講しなければならないことが追加されました。
介護福祉士をこれから目指す場合色々なルートがありますが、介護の現場で3年間働きながら国家試験を受けるのも実務の経験が身について資格取得後すぐに介護業界で即戦力となれますし、介護系の専門学校を卒業してから試験を受けてもその後に実務者研修を必ず受けなければならないので、知識だけはあるけれど現場では動けない・・・という問題は解消されていくでしょう。
主な業務としては在宅・施設での従事問わず、病気や心身の障害により助けを必要とする人に対し、オムツの交換、入浴や食事の介助、身の回りの掃除、洗濯、買い物などの生活に対する援助をします。
介護職員とは?
介護職員は、かつてホームヘルパーと呼ばれた資格が発展したもので、ホームヘルパーが在宅介護のみに限定されていた資格であったのに対し、介護職員は在宅・施設の限定はなく介護業界に従事することができます。
ホームヘルパー3級が廃止された後、ホームヘルパー2級は介護職初任者という認定資格に形を変え、介護職員初任者研修を130時間受けて修了試験に合格すれば認定資格を取得できることになっています。
ホームヘルパー1級相当にあたる実務者研修というもう一段高度な知識や技術を必要とする資格もありますが、介護職員にその資格取得の義務は今のところありません。もし今後介護福祉士を目指す予定がある場合は、実務者研修を受けておくのはステップアップの一環として効果的です。
主な業務としては、ホームヘルパーから介護職員という在宅に限定されない資格になったことで、行う実務は介護福祉士と大きな違いはありません。介護施設では資格が無くても補助的な実務に従事することはできますが、身体の介助に関わることですので、介護職員の資格を取得しておいたほうが、そのご家族にも安心して任せてもらえる信頼感に繋がります。
介護福祉士と介護職員の違い
介護福祉士と介護職員の一番の違いは、国家資格であるか認定資格であるか、その難易度にあります。
その資格を取得するにあたり必要な実務経験や年数も違ってきますので、現場に入ってから任される仕事の重要度も必然的に変わって来るでしょう。
介護福祉士を取得後、実務者研修を受けることで医療的な知識も身につくため、介護の現場全体で指導的な立場を任される機会も増えていきます。
介護福祉士として5年以上の実務経験があれば、ケアマネジャーの資格も取得できるようになりますので、今後のキャリアアップ、社会的信頼性の向上なども視野に入れたい方にはやりがいのある現場と言えるのではないでしょうか。
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