介護コラム

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介護の現場はなぜ人手不足なのか?現状や原因について

日本は現在高齢化率が26.7%(平成27年10月1日)となっており、超高齢社会に突入しています。

参照元:内閣府
http://www8.cao.go.jp/kourei/whitepaper/w-2016/html/gaiyou/s1_1.html

高齢化が進むに伴って増えてくるのが介護の需要です。

介護の需要は増える一方なのですが、介護職員の人手不足の問題があります。

2025年には団塊の世代が75歳以上を迎え、介護の需要が増大することが見込まれており、介護職員は約253万人必要とされています。

しかし供給の見込みは約215万人となっており、約38万人が不足する見込みです。

参照元:厚生労働省
http://www.mhlw.go.jp/file/04-Houdouhappyou-12004000-Shakaiengokyoku-Shakai-Fukushikibanka/270624houdou.pdf_2.pdf

なぜ介護職員は人手不足なのでしょうか。
現状と原因についてお話しします。

人手不足の現状

平成25年10月1日現在で、介護職員数は176.5万人となっています。

介護保険制度が始まった平成12年の55万人と比較すると3倍以上増加していることになります。

参照元:厚生労働省
http://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-12601000-Seisakutoukatsukan-Sanjikanshitsu_Shakaihoshoutantou/0000062879.pdf

介護職員自体は年々増加しているのです。

しかし高齢化が進むことで介護を要する人も同時に増えていっているのです。

介護労働安定センターの平成27年度「介護労働実態調査」によると、事業所における介護職員の不足感(大いに不足、不足、やや不足)は61.3%と高い値となっています。

介護の仕事は身体的・精神的な大変さや賃金の低さといったイメージを持たれている方も多いと思いますが、介護職員の労働条件等の不満で最も多いのが「人手が足りない」で50.9%となっています。

参照元:公益財団法人 介護労働安定センター
http://care-net.biz/kaigo-center/hp/pdf/report/27/01.pdf

人手が足りないことで一人あたりの業務負担が増したり、新任職員への教育が十分にできなかったりなどの副次的な問題が発生し、更に人手不足を招く悪循環に陥ります。

人手不足の背景

人手不足の問題は介護業界だけにある訳ではなく、日本社会にも大きな要因があります。

それは生産年齢人口の減少です。

少子高齢化が進み、それと併せて平成20年頃から日本は人口減少しだしたのです。

そのため生産年齢人口が減ることとなり、もはや人手不足の問題はどの業界においても起きること・起きていることと言えます。

生産年齢人口の割合は1995年の69.5%をピークに年々減少し、2025年には58.7%まで下がるとも予測されています。

介護分野の場合、高齢化により需要が増すため特に人手不足が深刻化するのです。
参照元:総務省
http://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/ja/h24/html/nc112120.html

人手不足の原因

では介護現場における人手不足の原因は何でしょうか。

イメージ的に仕事が大変で離職する人が多いのでは…と考える方もいるかもしれませんが、実は介護職員の離職率自体は、ここ数年は全産業の離職率と大差なく16%台で推移しています。

人手不足の理由として最も多くあがっているのは「採用が困難である」で70.8%となっています。

なぜ「採用が困難」なのでしょうか。

その理由として最も多いのが「賃金が低い」で57.4%となっています。

介護事業所は決められた介護報酬の収入しか得られないため、経営が厳しく、結果として賃金の低さにつながります。

次に多い理由が「仕事がきつい(身体的・社会的)」で48.3%、その次に多いのが「社会的評価が低い」で40.8%となっています。

仕事の大変さの割に賃金が低く、またそれが負のイメージとなって介護職を敬遠される要因となっています。

離職率は特別高い訳ではない旨を前述しましたが、離職する場合のその理由は何でしょうか。

最も多いのが「職場の人間関係に問題があったため」で25.4%となっています。

参照元:公益財団法人 介護労働安定センター
http://care-net.biz/kaigo-center/hp/pdf/report/27/01.pdf

仕事のきつさや賃金の低さではなく、離職の理由は職場の人間関係の不和が多いようです。

介護の仕事は職員同士の連携が求められますので、関係が悪化すると仕事はやりづらくなるでしょう。

人間関係の不和には少なからず業務の心身的負担により心の余裕がなくなってくることも影響しているでしょうから、仕事の大変さという要因は背景として考えられます。

特に人手不足は業務負担を増大させるため、人手不足がまた次の離職を促すきっかけとなるリスクがあります。

人手不足は職員の業務負担を増大させ、新任職員の教育を困難にするなど職場環境悪化の大きな原因になります。

しいては人手不足が更なる人手不足を招くことになりかねません。

人手不足の原因として最も多かった「賃金の低さ」は事業所だけの努力では解決が難しいものですので、国をあげての取り組みが重要となってくるでしょう。

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