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介護職はこれからも増え続けるのか、富山県でも職はへらない?

富山県とはどのような県なのか


富山県はファスナーやジッパーの世界シェア1位の会社がある県としても有名です。農業や製薬業のイメージがどうしても強くなりがちですが、工業系の仕事や製造業系の仕事も多くあります。県民性としてよく取り上げられるのが「実直」という言葉と「現実主義」という言葉なので、理想で終わるような行動をとる人は少なくどのようなことであったとしても真剣に取り組んで、将来を見据えて動ける人が多いというデータが出ている県となってます。
富山県をはじめ北陸地方の人々は、将来のことを見通して貯蓄率が非常に高い人が多く、何かあったときのために何らかの貯金および貯蓄をしている人も多いようです。今後は高齢化社会が進むにつれ、どの地域でも見られることかもしれません。それだけ、65歳以上の人口がどんどんと増えているのです。こういった現象は、日本のみならず世界各国でも一つの問題として度々取り上げられています。
とはいえ、支える人口よりも支えられる人口が増える、ということは何も暗いことばかりではありません。働く場所という意味では、近年介護職への注目が高まりつつあります。現場における働き手がどうしても不足しがちな業界ということもあり、未経験者はもちろんのこと経験者を優遇する施設も増えています。これは富山県も例外ではなく、地元から離れず介護の仕事に就くという若者も増加傾向です。富山における介護のお仕事は、今後注目する必要があるといえます。

富山県の65歳以上の割合はどうなのか?


介護職が必要なのかどうかはどれだけ高齢者がいるのか、高齢化の波がどれだけおそってきているのかが鍵になります。それでは「都道府県別65歳以上の高齢者ランキング」からどれだけ富山県に高齢者がいるのかを見ていきましょう。2012年のデータとなりますので、現在ではもっと数は増加しているでしょうが、この当時のデータでも26.4%は65歳以上という数字が出ております。近いうちに30%越えが発生することも予想できます。
人口比率から25%以上が65歳以上という数字を聞くと、ものすごく高い数字と思ってしまうのかもしれませんが、これは全国的にもほとんど当たり前のこととなっており、珍しいことではないのです。実際に若い人が多いと見受けられがちな東京都であっても、この当時のデータで20%を超えておりました。もちろん、これを割合ではなく65歳以上の人口として考えたのなら東京都が1位です。同じく、大阪府や神奈川県、愛知県なども大都市があることから65歳以上が少ないというイメージがもたれがちですが、どこの地域でも20%を超えており高齢化の波は確実に押し寄せていることがわかってきます。20%を切っている例外と言ってもよい県は沖縄県のみなのです。
ほとんどの県の高齢者の割合が20%オーバーとなり、一部の県は30%に近い数字が出ております。先ほど記載したようにこれは2012年のデータですので、そこから5年も経過したと考えれば30%を超えたところも出てきている地域もある可能性があります。少し前までは都会イコール若い人が多い、地方イコール高齢者が多いというイメージがあったと思われていましたが、今ではどこの県であったとしても、高齢化は高速で進んでいるということがよくわかるデータとなっています。

一戸建てが多い富山県ならではの介護を


あらゆる仕事はお客様のニーズに応える必要がある場合が多いです。それは商品を売る会社でもそうですし、サービスを提供する人たちも同じです。どのような商品でも、客層を決めてその人たちのほしいと思われている機能や味などを提供できるように努力するのが仕事をしている人たちの責務となります。これが介護職のようなサービスを提供する仕事となった場合は、その地域の県民性や特性に合わせたものにする必要性が出てくるのです。
最初に富山県の特徴を色々と記載しましたが、その中で特に介護関連の仕事に関係しているのは自動車保有率が高くて道路整備率が全国でトップクラスとなっていることと、持ち家率は全国的にみてもトップクラスになっていることです。つまり、高齢化が進めば持ち家がある65歳以上の方々が増えるということになります。このような人たちに合わせた介護サービスというのを提供する必要があると言うことです。また、中心市街地の空洞化が進んでしまったという部分も気をつける点です。
仮に、介護関係の仕事について訪問介護という職に就いた場合、中心市街地の空洞化の影響で多くの方々が中心から少し離れた地域に住んでいるということになりますので、ある程度車の運転が好きという人の方がこの仕事に向いている可能性があります。
また一軒家に住んでいる方々というのはその家に愛着が強い人が多いので、可能な限り家にいたいという気持ちが強い人が多いです。そのため、訪問介護系の仕事も増えるのではないでしょうか。介護福祉士や訪問介護員が要介護者や要支援者の自宅を訪問して身体介助や生活援助を受けられるこの訪問介護を中心に職を選ぶと将来は仕事に困ることが少なくなるでしょう。

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